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【自分に合った仕事の見つけ方】転職で失敗しないための実戦的テクニック




中途採用の求人は新卒の求人と違い、企業に人員補充の必要が生じたときにしか応募のチャンスがありません。ですから転職の場合は、数少ないチャンスをしっかり掴まないと自分に合った仕事を見つけることができないのです。

そこで今回は、転職における自分に合った仕事の見つけ方について紹介します。

※写真はイメージです

現役転職エージェント

[取材協力]
福田陽平さん
某大手転職エージェントに勤務する現役の転職エージェント。キャリアコンサルタントの資格を有し、これまで多数の転職をサポート。

ここはまず押さえておくべき!自分に合った仕事の見つけ方のキホン

不況といえども現状の日本では中途採用の求人は溢れるほどありますから、自分にとって必要な情報とそうでない情報をしっかり判別していかないと、数少ないチャンスを見逃してしまうことになってしまいます。
そのようなミスを防ぐために、あらかじめ転職に関して妥協できる部分とできない部分を明確にしておくことをおすすめします。


例えば「エンジニアという職種と給与にはこだわるが、通勤時間にはこだわらない」とか、「会社の規模と業界にはにこだわる。ただし日勤・夜勤にはこだわらない」というようにです。
このように自分自身の中で明確な基準をはっきりさせておかないと、自分に必要な情報とそうでない情報の判別ができなくなってしまい、膨大な情報に振り回されて疲弊していくだけの転職活動になりかねません。
そうしているうちに転職への意欲が失せてしまい「雇ってくれるならどこでもいい」という気持ちになってしまうでしょう。

こんなことでは転職で後悔してしまいますよね。

たくさんの情報の中から効率よく自分に必要な情報を手に入れる

膨大な情報の中から本当に必要な情報を効率よく手に入れることは良い転職への最初のステップです。

インターネットをはじめ、たくさんの情報源が世の中にはありますが、それぞれには特徴や傾向があります。ここからは情報源ごとの上手な活用法について紹介します。


リサーチする

新聞を活用する

自分に合った仕事を見つけるためにチェックしてほしいのが新聞です。新聞には求人情報も掲載されていますが、それよりもチェックしてほしいのが業界の動向。

気になる業種やそれに関連している業種が、拡大傾向にあるのか縮小傾向にあるのかは、転職で失敗しないために抑えておきたい情報です。

業界の情報誌を活用する

求人を探すなら求人情報誌をこまめにチェックすればいい。

もちろん求人情報誌も大いに活用した方がいいでしょう。しかし、求人情報誌以外にも有益な情報は載っています。

おすすめしたいのが“業界専門誌”です。業界専門誌にはその業界の求人情報が載っていることが多いので、職種にこだわる場合はかなりピンポイントで求人を探すことができます。

【参考】業界新聞・専門誌のランキング[株式会社富士山マガジンサービス]

ハローワークを活用する

ハローワークを利用するメリットは、求人や求職に関する相談であればどんなことでも無料で乗ってもらえることですが、最大のメリットは情報の信頼性が高いことです。

企業が求人誌や求人サイトに掲載したい場合、使用する媒体にロイヤリティーを支払って掲載する形になりますから、基本的に自由に情報を発信できます。

そのような形だと、企業にとって都合のよい視点からしか情報が書かれません。

しかし、ハローワークの求人の場合、明示しなければいけない項目がハローワーク側によって指定されているため、求人を出す企業にとっては、時にはあまり表に出したくない情報も書かなければいけないこともあります。

また企業はハローワークに管轄されているので、その点からもハローワークは企業の正確な情報を持っています。

紹介やコネの活用は今や当たり前

特に中高年の場合は、前職でお世話になった取引先でキャリアを買われて採用してもらったとか、知人の会社でたまたま欠員が出たので採用されたなど、紹介やコネを利用した転職は少なくありません。

こういった形の転職は、通常の転職に比べ失敗する確率は低いですし、採用する企業にとってもコスパがいいので双方にメリットがあります。

転職サイトの情報を活用する

いうまでもなく、転職サイトの活用は必要不可欠ですが、上手に利用しないと膨大な情報量に振り回されてしまいます。

転職サイトとひと口にいっても、希望条件を入力し検索するといった主体的に求人を探すタイプのものや、企業からスカウトを待つタイプのものなどたくさんあります。

ですので、まずは転職関連のサイトを比較して自分の目的にマッチしたものから情報を得るようにするのがおすすめです。

【関連記事】転職で失敗しないために!求人広告の見方7つのポイント

応募、面接それぞれの段階で絶対にチェックしておくべきこと

情報収集していくうちに、自分の希望にマッチする求人が見つかると思います。次のステップはその会社の情報を集めることです。

求人広告などに掲載されていない情報については、応募するとき、あるいは面接時に収集するしかありません。
ここで気をつけなければいけないのが、中途採用の求人の場合は短期決戦だということ。求人に応募すると「早速ですが、明日履歴書を持って弊社に来れますか?」などと言われることも珍しくありません。


会社の資料をもらって十分検討してから応募できる新卒採用とは違い、悠長なことはやっていられません。先にも説明したとおり中途採用は少ないチャンスをモノにできるかどうかが勝負なのです。ですので、ここからはこの短期決戦、つまり応募・面接の過程でチェックすべき5つのことを紹介します。


面接

自分のやりたい仕事ができる会社かどうか?

求人誌などに載っている仕事内容は、最小限にとどめられているのがほとんど。「経理」とか「販売」とか「SE」などかなりアバウトです。

転職に失敗する人は、自分の勝手な推測で仕事内容をイメージしてしまいがちです。

しかし、良い転職をするためには、応募・面接時に具体的な仕事内容をしっかり確認しなくてはダメです。
例えば、どのようなサービスや商品をどのような戦略で販売しているのか?もし採用された場合はどの部署に配属になるのか?人員構成はどうなっているのか?など、具体的にイメージできるレベルまで聞くようにしましょう。

納得できる待遇か?

待遇についても、最低限の情報は求人情報に載っていますが、転職で失敗しないためには面接時に細かく聞いておくべきです。

給与や福利厚生、休日などが思ったのと違ったということでは、いくら自分のやりたい仕事であっても長くは続けられません。

面接で開口一番に待遇面のことを聞くのは面接官の心証を悪くしてしまいますが、面接でひととおり話しが終わると「何か質問ありますか?」と聞かれるのが定番なので、その時にしっかりと聞いておきましょう。

社風は自分に合っているか?

やりがいのある仕事や仲間に恵まれても社風が合わないと長続きしません。

入社前の段階で社風を知ることはできないだろうと思うかもしれませんが、ある程度知ることは可能です。
例えば、トイレが汚かったりオフィスが乱雑だったりすると、いい加減だったり活気のない社風だったりする可能性が高くなります。
そういった“目に映る”ものと合わせて日本経済新聞社が発行している「日経会社情報」や東洋経済新聞社の「会社四季報」などを分析すると社風が読み取れますので、活用してほしいと思います。

主なチェックポイントを上げると以下の5点です。
  • 会社設立日
    古い会社ほど安定感が期待できる
  • 株式資本率
    自社株保有率が30%以上の会社は優良
  • 業績
    売上高や経常利益がプラスかマイナスか
  • 平均年齢
    高い場合は保守的の可能性
  • 離職率
    高い場合は要注意

経営面に危うさはないか?

せっかく自分にあった会社に就職できても、業績が悪くなり数年後には倒産・解雇になってしまっては元も子もなくなってしまいます。

ですので、応募・面接時にて社内の雰囲気も感じ取リながら、実際に会社の業績に関してもチェックしておきたいところ。先にも紹介したように、日経会社情報や会社四季報で現状の業績は調べられますが、さらに詳しくチェックするためには「有価証券報告書」がおすすめ。

これは日本証券業協会に登録している会社に限りますが、各証券取引所などで誰でも自由に閲覧できるもので、会社の財務内容を知ることができます。

資産になる仕事ができそうか?

どれだけいい会社に就職できたとしても、定年まで会社の業績が安定し続けるということはあり得ません。

もしかしたらどこかのタイミングで倒産したり、リストラにあったりする可能性もあるわけですから、そうなったとしても次の再就職先で生かせるスキルをその会社で習得できるかどうかも大事になってきます。

転職エージェントの活用もひとつの手段

これまで、良い転職をするためにどのように情報収集したらよいのか?その具体的な方法を順を追って説明してきました。

とはいっても、自力で情報を収集するのは大変ですし、客観的な視点で正しく判断するのも難しい場合があります。

ですので「ちょっと大変だな」と感じた場合は、転職エージェントの利用を検討するとよいかもしれません。
転職エージェントとは、厚生労働大臣の認可を受けた民間の職業紹介会社のことで、専任のコンサルタントが応募、面接、入社までを無料でサポートしてくれるサービスです。
転職エージェントにとって募集企業は取引先。ですので、その会社の社風や内情に精通しているので、どのような人材を求めているのかなど、より具体的な情報を収集できます。

【関連記事】転職エージェントの上手な活用法!遠回りしないための3つのポイント

以下におすすめの転職エージェントをピックアップしました。

マイナビエージェント

マイナビエージェント
サービス名
マイナビエージェント
求人数
13,000件以上
運営会社
株式会社マイナビ

他の求人サイトにされていない非公開求人が80%

職種 営業職、IT技術職、機械・電気系技術職、建築・土木系技術職、医薬・医療系職、販売・サービス系職、クリエイティブ職、企画・管理系職、金融系職
強み マイナビエージェントは、新卒向けの就活サイト「マイナビ」や転職者向けサイトの「マイナビ転職」も運営している株式会社マイナビによる転職エージェント。
他の大手転職エージェントと比べると中小企業の独占案件が非常に多いのが強みだと思います。
また、全国の求人案件を網羅しているため、地方の転職にも強いです。
マイナビ自体が新卒の就活に力を入れているため、二次新卒や若年層の転職に強い傾向があります。

type転職エージェント

type転職エージェント
サービス名
type転職エージェント
求人数
10,000件以上
運営会社
株式会社キャリアデザインセンター

年収アップの転職に強い(利用者の年収アップ70%の実績あり)

職種 IT・WEB・通信系エンジニア、営業、管理・事務・企画系、電気・電子・機械系、建築・土木、クリエイティブ系、販売・サービス系、専門職系、メディカル・化学系
強み 求人誌としてスタートした1994年から現在までの長い歴史とノウハウを持ち、有名転職サイト「type」でもお馴染みの会社が運営する転職エージェント。
リクルートエージェントやマイナビエージェントなどに比べると知名度が低いため登録者と求人数は少ないが、特にITやWEB、営業系や女性の転職に強く、丁寧なサポートに定評があるようです。
ただ、対応エリアが一都三県に限ります。

まとめ

本記事では、自分に合った仕事の見つけ方を具体的に紹介してきました。

転職は勢いで無計画に実行してもほとんどの場合うまくいきません。しっかり準備をしつつ、かつ迅速に行動していく必要があります。

ぜひ良い転職を目指して頑張ってくださいね!