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知らないと悲惨!?育毛剤の副作用とベストな対策法




育毛剤には副作用がある。このようなことを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
しかし、具体的にどのような副作用が懸念されるのかを多くの人は知りません。

そこで今回は、育毛剤を安全に使用するために、育毛剤の副作用について説明します。

※写真はイメージです

薬剤師

[取材協力]
加藤楓さん
薬剤師資格取得後、某大手製薬会社に5年間勤務し、結婚を機に退職。その後地元のドラッグストア勤務、漢方相談などもおこなっている。

育毛剤の成分で副作用が懸念されるのは「ミノキシジル」

今となっては、たくさんのメーカーからさまざまな育毛剤が販売されていますが、育毛剤に含まれる成分の中で副作用が懸念されているのが「ミノキシジル」という成分です。

実は、ミノキシジルは1960年代にアメリカの製薬会社(アップジョン社※現ファイザー)が、高血圧の内服薬として開発したもの。


ミノキシジルの錠剤
このミノキシジルには、血管を拡張して血流を良くする作用があるため、必然的に頭皮の血流も良くなるから発毛に効果があるのでは?と注目されてきました。

しかし、現在では毛周期を最適化する成長因子(IGF-1)の分泌を促進する作用が育毛に効果的とされています。


ミノキシジルと言えば、真っ先気に思い浮かぶのが大正製薬の育毛剤「リアップ」ですよね。
しかし、そのリアップについて、医師や薬剤師関係者から副作用の危険性が指摘されたのです。
1999年~2003年の間でリアップの使用者が循環器系の副作用を訴える事例が500件発生したり、因果関係は不明ながらも数名のリアップ使用者が循環器系の病気で死亡するということもありました。
現在ではミノキシジル系の育毛剤を購入する際は薬剤師への相談が必要になるなど、法規制が強化されていますが、依然として副作用のリスクは残っています。

ミノキシジルの副作用の具体例

育毛剤の主成分として今でも用いられているミノキシジルですが、具体的にどのような副作用が考えられるのでしょうか?

以降では具体的に説明していきます。

心臓への負担

まず、もっとも懸念される副作用が心臓への負担が大きくなることから生じ得る副作用です。
この場合、主に4つの心配があります。

1-1. 心筋梗塞

先にも述べたように、ミノキシジルには血管を拡張する作用があるのですが、この作用はかなり強力なため、心筋内の血管が過剰に拡張してしまい、血管が破けて出血し、心筋梗塞を引き起こす可能性があります。


心筋梗塞

1-2. 心嚢液(しんのう液)が異常に溜まる

心嚢水(しんのうすい)とは、心臓の周辺を取り囲む袋の中に存在する液体のこと。

この心嚢液は心臓の拡張・収縮のための円滑油のような役割や、外部からの衝撃を和らげる役割を持っていますが、ミノキシジルの副作用によって心嚢液が大量に溜まり心臓を圧迫する懸念もあります。

1-3. 不整脈(頻脈)

不整脈とは脈が不規則になる症状ですが、その中でも脈が1分間に100回以上打つ症状をを頻脈(ひんみゃく)と言います。

ミノキシジルは血管拡張作用が強いために、特に頻脈を引き起こす可能性があります。

1-4. 動悸

動悸とは、自覚できるほど強い心臓の鼓動を感じる症状です。震えが起きたり、息苦しくなったりすることがあります。

これに関しても、ミノキシジルの強力な血管拡張作用が影響する可能性があります。

手足、顔のしびれ、呼吸困難

ミノキシジルにより人工的に血管が拡張されると血流が大量に増加し心臓の負担増となるわけですが、これにより血液やリンパ液を搬送する機能に狂いが生じてしまう可能性があります。

その結果、手足や顔がしびれるなどの症状が現れることがあります。

頭痛・めまい

ミノキシジルによって血管が拡張されると、血管が広がったことにより、当然血圧が低下する形になります(もともとミノキシジルは血圧を下げる薬です)ので、頭痛やめまいが起こることも考えられます。

育毛剤としてミノキシジルを頭皮に塗布する場合、副作用は?

ここまでで、ミノキシジルの副作用について紹介してきましたが、頭皮に直接塗布するという形でミノキシジルを使用するのであれば、ここまでで紹介した副作用に過剰に心配する必要はないでしょう。
ただ、リスクはゼロではないので、育毛剤を使用するのであれば知識として頭に入れておきましょう。
ミノキシジルを頭皮に塗布する形であれば、どちらかというと頭皮へのダメージに注意した方が良さそうです。
ミノキシジルの塗布により、以下のような症状が出る場合があります。

かゆみ

ミノキシジルはヒトのお肌には刺激になります。育毛剤によってミノキシジルの濃度はさまざまですが、濃度が高いほどお肌に刺激になるので、頭皮にかゆみが出ることがあります。

かぶれ

ミノキシジル系の育毛剤に限ったことではないですが、基本的に育毛剤の製造にはアルコールなどの有機溶剤が使用されることが多いため、アレルギー反応が出て頭皮がかぶれてしまうことがあります。

育毛剤の副作用にどう対処したらいいのか?

育毛剤の副作用について調べてみると、懸念材料がいくつも出てくるので育毛剤を使うことに抵抗を感じたり、心配になったりするかもしれません。
育毛剤は副作用が心配
ミノキシジルを含め、基本的に育毛剤というのは頭皮の血行促進が期待できる成分で構成されています。
こうしたものの力を借りると、確かに発毛を実感できる場合がありますが、ベストな形は、自力で頭皮に血をめぐらせる力をつけることです。

薄毛の最大の原因は、頭皮の毛細血管まで血がめぐらず栄養不足で髪が育たないことなのです。
薄毛対策のはじめの一歩として育毛剤を使用するのは良いと思いますが、ゆくゆくは自力で発毛できるようにしていくのがベスト。これが最大の副作用対策と言えると思います。


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