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腸内フローラの働きの悪さがアレルギーを引き起こしていた!詳しく解説




近年の腸内フローラの研究により、腸内フローラとアレルギーに密接な関わりがあることがわかってきました。

アレルギーを発症しやすい人は、腸内フローラの働きが悪ために、腸の粘膜に穴が開いてしまっており、これがアレルギーを引き起こしているというのです。
  1. アレルギー持ちの人は腸の粘膜に穴が開いている可能性大
  2. 腸の粘膜に穴が開く何が原因なのか?

腸粘膜に開く「穴」がアレルギーを引き起こす

腸は、私たちが生きるために必要なものを作り出す重要な器官です。

腸内菌は、食べ物を消化したり吸収したりするための重要な役割を担っているのはもちろんのこと、免疫機能を果たしたり、体外から摂取できない栄養やホルモンを作り出したりする機能を持っています。
腸
しかし、現代人の私たちは、腸内菌のエサとなる食物繊維の摂取量が戦後の3分の1まで落ち込んでいる上に、腸内菌を殺してしまう食品添加剤の摂取も多くなり、さらにはストレスなどで腸内菌を弱体化させています。

そのため、腸内菌が腸の防御壁を守れなくなり、腸壁に穴が開いてしまって内容物が漏れ出すという現象が起こってきているのです。

このような「腸もれ」状態になってしまうと、本来腸壁を通過することのない病原菌やウィルスが腸壁を通過し、体内をめぐってしまう形になるため、各所で免疫機能が発動して炎症が起こる。

こうしてアレルギーの発症となります。

実は、このような症状は欧米では「腸もれ」として広く知られており、専門医もあるほどなのです。

これがアレルギーの原因、腸のどこに穴が開くのか?

腸は小腸と大腸に分かれます。

分かりやすく言えば、小腸は胃の幽門から盲腸の前までの消化管、大腸は、小腸の周りを一周して肛門に続く消化管です。

小腸は食べ物の消化吸収を担っており、それに続く大腸は、小腸で消化吸収できなかったものから水分を吸収し、便を作る器官ですが、このうち、腸もれは小腸で起こります。

小腸の壁は、絨毛(じゅうもう)と呼ばれる「突起物」で覆われています。

この突起物(ひだひだ)を広げると、テニスコート一面分の広さになるというのは驚きですが、この絨毛はさらに微絨毛と呼ばれる突起物で構成されています。

腸もれは、この微絨毛(突起物)の凹凸部分の凹の部分に微小の穴が開く症状なのです。
腸もれ
この穴の隙間から、私たちの体にとって不要なもの、有害なものなど「招かざる客」がどんどん侵入してしまい、数々の不調を引き起こします。

ひどい人の場合、小腸内に無数の穴が開いていると考えられ、深刻な疾患に発展していくというのですから要注意です。

アレルギーだけではない!腸に開いた穴はこんな症状も引き起こす

私たちの体内にある臓器で、病原菌やウィルスに接触する頻度が一番多いのは、腸です。

私たちの口から入るものは、食べ物だけではありません。

空気中に浮遊している病原菌やウィルスも口から侵入してきます。

あるいは、食べ物の中にも、何らかの有害菌が含まれている場合もあるでしょう。

このような、口から侵入した「私たちの体にとって有害なもの」は最終的には腸まで到達します。

加えて、腸は直接外気と触れる唯一の臓器。つまり腸の末端は、肛門になっていますから、有害菌と隣り合わせの状態というわけです。
このようなわけで、腸は私たちの免疫の7割を担っており、腸内で有害菌が退治され、腸壁(バリア)を通過することがないので、私たちは健康でいられます。
しかし、腸に穴が開いている場合、腸内に侵入した有害物質は、穴を通過して体内に取り込まれ、悪さをしてしまうのです。


その結果、様々な健康被害や疾患が引き起こされることになります。

腸もれが引き起こすもの
下痢、便秘、吐き気、疲労感、原因不明の微熱、肌荒れ、イライラ、不安感、うつ病、アレルギー疾患、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、糖尿病、甲状腺機能低下症、自己免疫機能疾患

上記は、腸に穴が開いていることによって引き起こされる、不調症状や疾患のごく一部です。

これらの症状は、多くの人が日々感じてるものではないでしょうか?

理由もないのに、何となく体の調子が悪い、疲れが取れない、焦燥感があるなどの症状に、腸もれが関係している可能性が大いにあるのです。

アレルギーの温床を引き起こす腸もれ、原因はなに?

腸に関する研究がすすむにつれ、専門家たちは、現代の日本人の多くが腸もれを起こしている可能性があるとしています。

昔の日本では、ほどんどなかった腸もれが、なぜ現代になって増えてしまったのでしょうか?
その原因の1つに「菌への過度な拒絶感」があげられます。


私たちの腸内には、3万種類、1,000兆個の腸内菌が常在していますが、実は、私たちの腸内フローラは生後10ヶ月ほどでおおよそ決まってきます。

生後10ヶ月の間に、たくさんのバイ菌に触れることにより、腸内で免疫が形成されていくのです。

ですから、この期間中は特に、たくさんの菌に接触させた方が良いのです。
菌に触れる赤ちゃん
しかし、お母さんたちは、我が子がオモチャやタオルなどを口にくわえようものなら「ばっちぃからダメだよ!」と叱ります。

それならまだしも、部屋を除菌したりするなどして、赤ちゃんを「菌」から遠ざけてしまうのです。
実は、赤ちゃんがあらゆるものを口に入れる行為は、強い腸内環境作り(免疫の強化)のためのものです。
また、母乳ではなく市販のミルクで赤ちゃんを育てるお母さんも多いです。

母乳を与えることによって、赤ちゃんの腸内には、善玉菌のビフィズス菌やラクトバチルス菌が増殖しますが、市販のミルクでは不十分なのです。

このような理由で、現代人の私たちの腸は弱っており、腸もれを起こしやすくなっているのです。

では、次の記事で腸もれの改善効果を期待できる食べものについて紹介していきます。

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