知らないと大変なことに?日本酒の6つのデメリット

知らないと大変なことに?日本酒の6つのデメリット

最終更新日:2020年4月30日
日本酒は季節によって違った楽しみ方ができたり、健康面や美容面にもとても良い効果があります。
しかし、良いものほどデメリットがあったりするものです。

日本酒の弱みやデメリットを知っておくと、日本酒と上手に付き合うことができ、本当の意味で日本酒を楽しむことができると思います。

そこで今回は、日本酒と上手に付き合うために知っておくべき6つのデメリットについて紹介します。

おいしく飲める期間が限られる

一般的に食品や飲料には賞味期限、あるいは消費期限が記載されていますが、日本酒を含め酒類には賞味期限の表示がありません。

これは、お酒に含まれるアルコールに殺菌効果があり、腐敗しにくいという理由から、食品表示法によって酒類の賞味期限表示が免除されているのです。

とはいえ、開封さえしなければ、つくりたての時の鮮度がずっと保たれるというわけでもないのです。
日本酒は寿命が短い
実は、日本酒は他のお酒と比較すると“寿命の短いお酒”なのです。
例えば、焼酎やワインは未開封の状態であれば2~3年経過してもほとんど劣化せずつくりたてに近い状態でいただくことができます。

また、ウイスキーやブランデーは製造されてから数十年経過してもあまり劣化せず、逆に味わいが深くなるものもあります。
(もちろん、これらは適切に保管されたことが前提となります)
一方、日本酒の場合、製造日から一年以内であればおいしく飲むことができますが、それ以上経過すると味や香りが劣化してしまうものが非常に多いです。
特に、生貯蔵酒の場合は、通常の日本酒よりもおいしく飲める期間が短く、製造日から8~9か月もすると劣化します。

保存状態によっては飲み頃の期間を引き延ばすこともできますが、一般的に言えば日本酒はおいしく飲める期間が短いお酒なのです。

開封後はさらに劣化が早い

ウイスキーやブランデーは開封しても比較的品質が劣化せずおいしくいただけるお酒です。
飲食店で“ボトルキープ”というサービスをよく見かけますが、だいたい半年くらいは平気で“キープ”できますよね。

ところが日本酒の場合は、開封した瞬間に劣化がどんどん進み、一週間もすれば大きく劣化し、開封直後とはまったく別物のお酒になってしまうのです。

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カロリーが高い

多くの人は、お酒の中でもビールはカロリーが高く肥満の原因になると思っています。
近年“ゼロカロリー”や“カロリーオフ”のビールが販売数を伸ばしているのもそのような理由からでしょう。

しかし、詳しく調べると実はビールよりも日本酒の方が高カロリーです。
お酒のカロリー量を下記にまとめましたので、参考にしてください。


主なお酒のカロリー(100gあたり)
ビール(淡色) 40kcal
ビール(黒) 46kcal
発泡酒 45kcal
ぶどう酒(白) 73kcal
ぶどう酒(赤) 73kcal
普通酒 109kcal
純米酒 103kcal
本造酒 107kcal
吟醸酒 104kcal
純米吟醸酒 103kcal
ウイスキー 237kcal
ブランデー 237kcal

参考:食品成分データベース(文部科学省)


よく「ビールは太る」と言われますが、ご覧の通りビールは日本酒やウイスキーなどと比べると低カロリー。

ただ、ビールは日本酒やウイスキー、ブランデーなどと違い、ちびちびと飲むものではなく、一度に体に入る量が多いために太りやすくなるようです。

そういうことであれば、「日本酒は多少カロリーが高くてもちびちび飲むタイプのお酒だから大丈夫」と思うかもしれませんが、ウイスキーやブランデーと違い、割って飲むものではないので、カロリーの摂取量が多めになります。
日本酒はカロリー高め
当然のことですが、摂取するカロリー量が消費するカロリー量を上回ると、体内に脂肪が増えて肥満になり、それが糖尿病や心筋梗塞などの重大な病気につながっていきます。

日本酒は意外と高カロリー。

この点をしっかり理解し、上手に日本酒とお付き合いしないとリスクになるというわけです。

自分に合ったものを探すのにひと苦労

日本酒は古くから親しまれているお酒ということもあり「種類が膨大でどれを選んだらよいのかわからない」という声をよく耳にします。

日本酒は製造法や地域によって味や香りが全然違いますし、純米酒や本造酒、吟醸酒、大吟醸、山廃などなど、表記もさまざまで、「面倒くさい」「意味がわからない」からと、日本酒を敬遠する人も少なくないようです。
また、日本酒は“旬”の時期というものがありますが、実はその“旬”はそれほど長くありません。
旬の時期を過ぎると味わいや香りがどんどん変わっていってしまうので、いただくタイミングを計るのも一苦労です。

それに加え、日本酒は甘みが強いもの、辛味が強いものなどさまざまな個性がありますから、自分の口に合うもの、好きな料理に合うものを探すのもけっこう大変です。
【関連記事】プロが厳選!日本酒おすすめランキング15選【2020年最新版】

健康障害のリスク

日本酒に限ったことではありませんが、アルコールは良くも悪くも体に色々な影響を与えます。
アルコールの作用は単純ではなく、かなり多彩です。
血管を拡張して血行を良くすることもあれば、血管を収縮させて血圧を上げてしまうこともあります。
また、アルコールは血液の性状にも作用します。アルコールの作用によって血液は柔らかくなり、詰まりにくくなる半面、出血した場合のリスクが高まります。
ようするに、アルコールの作用は良い面、悪い面を持ち合わせているので、私たちは影響の両面を考えてアルコールとお付き合いしていく必要があるのです。

日本酒はアルコール度数が比較的高いお酒ですので、この点をより一層理解しておく必要があるわけです。


日本酒には健康障害のリスクも

消化器系の病気

飲酒そのものは、すべての消化器官に悪影響を及ぼします。

常習的にアルコールの大量摂取を続けると、とりわけ肝疾患のリスクが非常に高くなります。
特に初期段階の脂肪肝では、自覚症状がまったくなく、気づかずに飲酒を続けてしまうことが多いため、アルコール性肝炎や肝硬変などの危険な病気に発展してしまうケースも少なくありません。

また、膵炎や糖尿病、胃食道逆流症などもアルコールによって起こります。

循環器系の病気

アルコールに関連する循環器系の病気には、心筋梗塞や心不全、脳梗塞、高血圧、不整脈などがあげられます。

アルコールは血管の収縮反応に大きく影響を与えます。
例えば、日本酒を一合(約30ml)を飲んだ場合、血圧は3mmHg上昇します。アルコールによる血圧の変化は血管にダメージを与えるので、血管が破れたり、詰まったりするリスクになります。

神経系の病気

実は、直接的ではありませんが、飲酒は神経系の病気のリスクにもなり得ます。

お酒の飲み方によっては、食事の栄養バランスが乱れるので、ビタミン不足になりがちです。それに拍車をかけるように、アルコールの分解のために体内のビタミンが大量に消費されるので、ビタミン欠乏症となり、手足にしびれや痛みが引き起こされることがあります。

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依存症のリスク

日本酒もアルコール飲料である以上、当然のことながら、アルコール依存症のリスクがあります。

現在、国内では80万人以上の人がアルコール依存症と言われていますが、アルコール依存症はとても怖い病気で、完治することはありません。

アルコール依存症が進行すると、身体面の害だけでなく、精神面や社会的な面にも影響が出てきます。

例えば、コントロールの効かない飲酒を繰り返してしまうことが、飲酒運転や失業、離婚などを引き起こします。

日本酒に限ったことではありませんが、関わり方を間違ってしまうと、人生そのものをダメにしてしまうリスクも秘めていることをしっかり思いに留めておきましょう。

ハマると出費がかさむ

総務省の「家計調査」(2017年~2019年平均)によると、お酒に使った年間支出額は全国平均で40,676円でした。

【参考】総務省統計局

一見すると少ないように感じますが、この統計は飲酒代が発生しない世帯も含む統計です。

飲酒代が発生した世帯に限ると、一世帯あたりの年間支出が十数万円にもなると言われています。
お酒の中でも日本酒は安いとは言えません。ですので、日本酒にハマってしまうと、年間を通じてかなりの出費になる可能性があります。

飲酒代が家計を圧迫してしまっては本末転倒。しっかり管理していく必要がありそうです。

まとめ

当記事では、日本酒に関連する6つのデメリットについて紹介しました。

お酒は人生を楽しく有意義にもしますが、時としてリスクにもなり得ます。ここで紹介したデメリットを参考に上手に日本酒を楽しんでいきましょう!


最終更新日:2020年4月30日