日本酒は二日酔いしやすい?その理由と二日酔いの効果的な解消法・予防法

日本酒は二日酔いしやすい?その理由と二日酔いの効果的な解消法・予防法

最終更新日:2020年5月13日
お酒の種類に関係なく、アルコールを摂取し過ぎると二日酔いになりますが、「日本酒は特に二日酔いになりやすい」という人がいます。

もし、日本酒が本当に二日酔いしやすいお酒ならば、私たちは飲み方に注意する必要がありますよね。

そこで今回は、日本酒が二日酔いになりやすいというのは本当なのか?また二日酔いになってしまった場合の解消法や、予防法について紹介します。

日本酒は二日酔いになりやすい?

日常的にお酒を飲む人の多くが一度は経験する「二日酔い」。
二日酔いとはお酒を飲み過ぎた次の日に、頭痛や吐き気、胸やけなどの不快な症状が出ることです。

二日酔いは肝臓でアセトアルデヒドが分解しきれないと起こる

アルコールは肝臓で代謝されますが、このときにアセトアルデヒドという有害物質に分解され、その後は酢酸などの無害な物質に分解されていきます。

その後、血管に取り込まれて全身をめぐりながら、汗や尿、吐く息を通じて体外に排出されていきます。
実は、二日酔いの原因は“中間物質”であるアセトアルデヒドです。
先にも述べたように、アセトアルデヒドは肝臓で作られる物質ですが、そもそもこの物質は、発ガン性もある毒性の強い物質です。
適量のお酒であれば問題ありませんが、過剰にアルコールを摂取してしまうと肝臓の負担増となってアセトアルデヒドの分解がスムーズにいかなくなるわけです。

その結果、毒性の強いアセトアルデヒドが体内に長時間とどまることになり、その毒性によって頭痛や吐き気、胃もたれ、胸やけなどの不快な症状が現れるようになります。
二日酔いの原因はアセトアルデヒド
また、アルコールは分解されるときに大量の水分が必要になるだけでなく、利尿作用もあるため、体内の水分がたくさん消費され、脱水症状になります。

脱水症状が起こることでも吐き気や頭痛が引き起こされます。

【関連記事】知らないと大変なことに?日本酒の6つのデメリット

他のお酒と比べて日本酒は「残る」のか?

二日酔いは一定の量を上回るアルコールを摂取した場合に起こります。
ですので「アルコール度が高い日本酒は二日酔いのリスクが高いのでは?」と考える人も多いようです。

しかし、実は日本酒のアルコール度数はウイスキーなどと比較するとさほど高くありません。よく飲まれているお酒と比較すると以下の通りとなります。

主なお酒のアルコール度数

種類 アルコール度数
ビール 5%
チューハイ 6%
マッコリ 7%
シャンパン 12%
ワイン 13%
日本酒 15%
紹興酒 16%
焼酎 25%
泡盛 35%
ウイスキー 40%以上
ブランデー 40%以上
テキーラ 40%以上
ジン 40%以上
ウオッカ 40%以上
ラム酒 40%以上

ですので、一概に「日本酒は二日酔いになりやすい」とは言えないのです。
どのような種類のお酒であろうと、同量のアルコールを摂取した場合、アルコールは同じタイミングで同じように体内で分解されていきます。

つまるところ、二日酔いになる・ならないは単純に飲酒量によるもので、何を飲んだかはまったく関係ないということです。

【関連記事】日本酒のアルコール度数はどのくらい?人気銘柄の度数と味わいの違い

種類によって酔いやすい?

「そうは言っても日本酒を飲むと酔いが早くまわる気がする」という声も聞こえてきそうです。

先にも説明したように、日本酒はウイスキーやウオッカ、ジンなどと比較するとアルコール度は低いので、「日本酒は酔いやすい」という科学的根拠はありません。
実は、日本酒が酔いやすいと言われるゆえんは、飲みやすさにあるのです。


日本酒は飲みやすい
特に冷酒などは口当たりがよく、お水を飲むようにスイスイと飲めてしまいます。
その飲みやすさからついついハイペースになりがちですし、他のお酒に比べて比較的体内で吸収される速度が遅いため、気づかぬ間に酔いが回ってしまうというわけです。
このようなわけで、日本酒で二日酔いになりがちな人におすすめしたいのが冷酒よりも熱燗をいただくこと。

冷酒に比べて熱燗は早く酔いに気づきやすく、セーブしやすいです。

【関連記事】飲み方で各段においしくなる!?試してほしい有意義な日本酒の飲み方

二日酔いを解消する方法

とはいえ、気をつけていても上司や先輩からお酒をどんどんすすめられたり、お酒の席が楽しくてついついハイペースで飲んでしまって二日酔いになるなんてこともあると思います。

そのようなときのために、頭痛や吐き気などのつらい症状から素早く回復できるコツを知っておくとよいでしょう。

何よりも水分補給が大切

アルコールの飲みすぎによる不快な症状は、脱水症状が主な原因の一つです。

日本酒に合う食べものには塩分が多いものが意外とたくさんあります。
塩辛や干物、“漬け”などはけっこう塩分が多いですよね。

アルコールの利尿作用に加え、こうした塩分が多いおつまみや食事によって体内の水分が減ってしまっていますから、二日酔いになったら一にも二にも水分補給が大切です。

水分補給はお水でもOKですが、おすすめしたいのはスポーツドリンク。

お酒の利尿作用で体内の水分が排出されることで、体内の糖分も不足している可能性があるので、体にとてもやさしいのです。

肝臓の働きを回復させる栄養をとる

先にも説明した通り、二日酔いはアセトアルデヒドが肝臓で処理しきれていないことも原因の一つです。
ですので、酷使して疲れてしまった肝臓を回復させてあげる処置をおこなうと、アセトアルデヒドの産生を食い止めることができ、二日酔いが治りやすくなります。
具体的にはビタミンBやアミノ酸が多く含まれるものを食べることです。特にビタミンB1はアセトアルデヒドが分解される工程で大量に消費されているので、積極的に補給した方が良いでしょう。

ビタミンB1を豊富に含む食べものとしては、豚肉、うなぎ、たらこなどがあげられます。

また、アミノ酸には肝臓の炎症を抑える働きがあるので、これについても補給した方がいいです。
アミノ酸が多く含まれる食べものは、まぐろ、あじ、サンマ、カツオ、牛肉、卵、大豆などです。

お酒を飲む機会が多い人は、ビタミンB1やアミノ酸を効率的にとれるサプリを常備しておくといいですよ!

二日酔いを予防するためには?

二日酔いは想像以上にしんどいもの。できれば二日酔いになりたくないですよね。

実は、二日酔いは予防できます。

すきっ腹でお酒を飲まない

アルコールが口から入ると、まず、胃に運ばれるわけですが、このときに胃の中に食べものが入っていると、アルコールの吸収速度がゆっくりになり、少しづつアルコールが腸に運ばれていく形になります。

胃は固形物よりもアルコールを優先的に吸収するということはしないからです。

しかし、逆にすきっ腹でお酒を飲んでしまうとアルコールがぐんぐん吸収されてしまうので、肝臓に高負荷となり、アセトアルデヒドが分解しきれなくなるリスクが生じます。

こまめにお水を飲む

飲酒の合間にこまめにお水を飲むことで、胃腸内のアルコールの濃度を薄めることができます。

これは脱水症状の予防にもなるので、二日酔しにくくなるというわけです。

まとめ

本記事では、日本酒が二日酔いになりやすいと言われる理由や、二日酔いの解消法、さらには予防法について紹介しました。

せっかくのおいしいお酒も、翌日二日酔いということでは、なんだか飲んで逆に損した気分にもなりますよね。

ここで紹介した内容を参考に楽しいお酒を味わいましょう。

【関連記事】プロが厳選!全国日本酒おすすめランキング15選【2020年最新版】


最終更新日:2020年5月13日