日本酒は開封後いつまでに飲めばいい?劣化の見分け方や正しい保存方法

日本酒は開封後いつまでに飲めばいい?劣化の見分け方や正しい保存方法

最終更新日:2020年6月4日
日本酒を独りでチビチビ飲むのが好きという人も多いはず。
しかし、一日で一本日本酒をあけてしまうという人は少ないと思います。

そうなると気になってくるのが「開封後どのくらいまでおいしく飲めるのか問題」です。

今回は、日本酒の開封後、どのくらいの期間まで飲んでOKなのか、また開封後に気をつけることや開封後の正しい保存方法について紹介します。

日本酒には賞味期限の記載がない

意外と知らない人が多いのですが、日本酒のラベルを注意深くチェックすると、そには賞味期限の記載がされていません。
記載されていない理由には大きく2つあります。
一つ目の理由は、日本酒に含まれるアルコールの殺菌作用により、開封しない限り腐敗することはないということ。

二つ目の理由は、日本酒は長期間の保存に耐えうるので食品表示法により消費期限、賞味期限の表示をしなくてもよいことになっているということです。
しかしながら、だからと言って開封しないまま長期間放置したり、飲み残した日本酒がずっと鮮度を保てるわけではありません。


日本酒のラベルには消費期限、賞味期限の記載はない

日本酒の劣化はどう見分ける?開封後はなるべく早くいただこう

先にもふれたように日本酒には消費期限や賞味期限はありませんが、当然のことながら品質は時間とともに劣化していきます。

後に詳しく説明しますが、日本酒の種類によって多少違えど、一般的に日本酒は開封後一週間もすればかなり劣化が進んでしまい、開封前の味わいや香りの面影もなくなってしまうほどになります。

日本酒の劣化はこうして見分けよう

劣化した日本酒と言えどもよほどでない限り「とてもじゃないけど飲めない」というレベルまでいくことはありません。

しかし、日本酒をおいしくいただくために、どれほど劣化しているか、その見分け方を知っておくとよいと思います。
日本酒の中で生きている菌は、アルコールに耐え切れず、やがて死滅していきます。
しかし、数ある菌の中でも「火落ち菌」と呼ばれる種類の菌は、アルコールの濃度が高い日本酒の中でも増殖することができるのです。
この火落ち菌は、製造段階で火入れ(加熱)である程度退治することができるため、火入れを何度も施しているタイプの日本酒は比較的劣化が通常よりは遅いです。
火入れは日本酒の劣化に影響する
とはいえ、最終的には火落ち菌は繁殖してしまうので、そうなるとヨーグルトのような酸っぱい香りが強くなり、見た目にも白いカスが目立つようになります。

こうした要素は劣化の判断材料になるわけです。

開封後はなるべく早くいただこう

とはいえ、開封したら少なくとも7日以内には飲んでしまうのがよいでしょう。
開封後の日本酒は空気に触れてしまうので、時間の経過とともに酸化が進み、味わいにキレがなくなったり、酸味が強くなったりしてきます。

開封後、2~3日の間であれば、劣化による味わいの変化は出てきていても、それはそれで楽しめますが、7日も経つとかなり雑味も多くなり、本来の味わいとはかけ離れたものになってしまいます。

開封後の保存方法で気をつけるべきこと

そうはいっても開封後、なかなか飲み切れないので、数日間に渡って保存するケースも少なくないと思います。

先にも説明した通り、開封後の日本酒の劣化速度は非常に速いですが、正しい方法で保存すれば、一気に劣化してしまうのを防げます。

直射日光が当たらないようにする

人の肌も直射日光で劣化すると言われていますが、日本酒も日光に当たることで劣化スピードが速くなります。

これは太陽光や紫外線、温度によって日本酒に臭みが発生してしまうからです。

蛍光灯の光はNG

実は、蛍光灯の光からも紫外線が出ています。
長時間電気をつけているような部屋に日本酒を置いておくと紫外線の影響を受けてしまうので要注意です。


日本酒は蛍光灯の光が当たらない場所で保存するとよい

冷蔵庫で保存する

保存に適した温度は種類によって異なりますが、基本的に日本酒は高温に弱いです。

一般的には、生酒や生貯蔵酒であれば、冷蔵庫で保存するのがよいでしょう。

それ以外で特に指定がないのであれば、常温でも問題ありませんが、キッチン床下の収納ボックスの中など、室内でも比較的涼しい所に保存するのがベストです。

ただ、このとき気をつけるべきは、温度差が激しい所での保存は避けることです。

例えば、リビングは家族が過ごす日中はエアコンで涼しいかもしれませんが、家族が寝室で過ごす夜間は蒸し暑くなるというケースもあると思います。

まとめ

今回は、開封後の日本酒をできるだけおいしくいただくために、どのくらいの期間内に飲んだらいいのか、またどのように保存したらよいのかについて紹介しました。

開封後の日本酒はデリケートですが、上手に扱うことで劣化を最小限の抑えることができます。

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最終更新日:2020年6月4日