【知って今すぐ役立つ日本酒の豆知識】自分に合った日本酒選びの近道

【知って今すぐ役立つ日本酒の豆知識】自分に合った日本酒選びの近道

最終更新日:2020年4月30日
日本酒は長い歴史を持つ非常に奥深いお酒。
ひと口に日本酒と言っても、かなりの種類があり、専門家でもない限りすべてを把握するのは難しいです。

しかし、日本酒の基本的な知識を網羅しているだけで、日本酒の楽しみ方が広がります。

本記事では、最低限知っておきたい日本酒の豆知識について紹介します。

日本酒の種類にはどのようなものがあるの?

居酒屋で日本酒を注文しようとしたら、同じ銘柄でも種類が複数あり、どれを頼んだらいいのかわからないという経験をした人も多いと思います。

日本酒は同じ銘柄の中でもさらに種類が分かれているケースがあり、なかなか複雑なのです。

実は、日本酒は精米歩合や麹歩合、アルコールの添加量などの製法によって分類されています。
大きくは「特定名称酒」と「普通酒」に分けられます。

特定名称酒

「特定名称酒」は酒税法により以下の8種類に分類され、後述で説明する「普通酒」とは区別されます。

種類 原料 精米歩合
純米酒 純米大吟醸酒 米・米麹 50%以下
純米吟醸酒 60%以下
特別純米酒 60%以下
純米酒 規定なし
本醸造酒 大吟醸酒 米・米麹・醸造アルコール 50%以下
吟醸酒 60%以下
特別本醸造酒 60%以下
本醸造酒 70%以下

純米酒と本醸造酒の違いは、原料にアルコールが添加されているかどうかです。

純米酒(アルコール添加なし)

では、純米酒にカテゴライズされるものを見ていきましょう。
純米大吟醸酒
純米大吟醸酒は、米・米麹・水でつくった吟醸酒です。
吟醸酒とは、よく磨いたお米を10度前後の低温で約1か月間発酵させる製法でつくられたお酒のことです。
また、精米歩合(お米を磨いて残った部分の割合)は50%以下と決められています。

純米大吟醸酒はお値段が少し高めのものが多いです。
純米吟醸酒
精米歩合が60%以下の吟醸酒。
先に紹介した純米大吟醸酒や、後に紹介する特別純米酒と比較するとすっきり飲みやすい印象です。
特別純米酒
特別純米酒についても、精米歩合が60%以下の吟醸酒で、純米吟醸酒とほとんど質の差がありません。 実は、特別純米酒は純米吟醸と同じ精米歩合でつくらなければいけない決まりがあります。
純米酒
数ある日本酒の中でももっとも古いものの一つ。精米歩合は70%以下で、味は濃いものが多いです。


純米酒

本醸造酒(アルコール添加あり)

次にアルコールの添加がある本醸造酒ですが、こちらについても4種類あります。ちなみに、アルコールは無添加のものが使われています。
大吟醸酒
米・米麹・水・醸造アルコールを原料としてつくった吟醸酒。
大吟醸酒については、精米歩合が50%と低く、添加する醸造アルコール量は少なめです。
吟醸酒
精米歩合は60%以下。先に紹介した大吟醸酒と同じく、添加する醸造アルコール量は少なめです。
特別本醸造酒
精米歩合は60%以下。ものによっては醸造アルコール量が多いため、アルコールが添加されているのがわかるレベルのものもあります。
本醸造酒
精米歩合は70%以下。本醸造酒の中でもっとも醸造アルコール量が多いお酒。
本醸造酒は原料米1トンあたり、120リットル以下の醸造アルコールが添加されています。一般的に辛口の味わいのものが多いです。

普通酒

普通酒とは、ここまでで紹介した吟醸酒、純米酒、本醸造酒などの特定名称のお酒に該当しないものを言います。
特定名称のお酒と違い、精米歩合やアルコール添加量などの製法により細かく分類されているお酒ではないので、安価でフラットに感じられるかもしれません。

しかし、例えば、八海醸造の「清酒 八海山」や、旭酒造の「獺祭 等外」などは普通酒です。
普通酒に分類されているものでも、有名で人気のお酒はたくさんあるのです。

日本酒のラベルに記載されていることが多いものを知っておこう

デパートやスーパーなどで日本酒を選ぶときにその商品の味を知るヒントになるのが、瓶に貼られているラベルです。

ここでは、日本酒のラベルで記載される代表的なものを紹介していきます。これらをマスターすると日本酒の甘辛度がわかるので、商品選びに役立ちます。


日本酒のラベルで味がわかる

日本酒度

日本酒には甘口、辛口がありますが、このような日本酒の甘さ、辛さの指標となるのが「日本酒度」です。
日本酒度はマイナスになるほど甘口、逆にプラスになるほど辛口となります。
日本酒度の値は、日本酒と水の重さを比較した数値で決まります。

この測定には、日本酒度を測定する専用の浮秤(うきばかり)が使用されるのですが、糖分が少ないと水に対する比重が軽くなるので、針がプラスに振れます。

逆に糖分が多いと、水に対しての比重が重くなるので針がマイナスに振れるため、マイナスなら甘口、プラスなら辛口となるというわけです。

アミノ酸度

アミノ酸度も日本酒の味わいを決める指標の一つです。
これは単純に日本酒の中にふくまれるアミノ酸の量を示した数値で、アミノ酸度が高くなるにつれてうま味やコクを強く感じます。
日本酒はいろいろな要因がハーモニーとなって味が決まるので一概には言えませんが、基本的にはアミノ酸度が高いものは甘口が多く、低いものは辛口のものが多いです。

酸度

酸度とは、日本酒度と同じく、甘さや辛さの指標に大きく関係します。
一般的に日本酒はクエン酸や乳酸などをはじめとする“酸”が含まれています。

これらの酸は、酸っぱさというよりもキレを日本酒にもたらします。逆に酸度が低いとやわらかな味わいとなり、甘みが強くなります。

まとめ

本記事では、今すぐ役立つ日本酒の豆知識について紹介しました。難易度が高いイメージのある日本酒ですが、こうして整理してみると、どれが自分に合ってそうなのかが見えてきますよね。

日本酒選びの目安にぜひ役立ててくださいね!

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最終更新日:2020年4月30日