逆に仕事の効率アップ!?デジタルデトックスでもたらされる4つの効果

逆に仕事の効率アップ!?デジタルデトックスでもたらされる4つの効果

最終更新日:2020年4月13日
スマホやPC、タブレットなどのデジタルデバイスは、今やビジネスシーンに必要不可欠なアイテムとなっています。
しかし、その便利さの一方で、ディスプレイ上の作業は仕事の効率を下げる場合もあります。

そこで今注目されているのが「デジタルデトックス」です。今回は、デジタルデトックスとは何か?またデジタルデトックスが仕事の効率アップにどのような効果を発揮するのかを紹介します。

デジタルデトックスとは?

デジタルデトックスとは、スマホやPC、タブレットなどのデジタルデバイスの使用を一定時間中断し、情報を見ない時間を意図的にもうけることです。
つまり、デジタルデバイスの長時間使用によって体内に溜まった老廃物(ストレス)を解毒して、心身を健康な状態にしていきましょうというものです。
デジタルデトックスとはデジタルデバイスの使用を一定時間中断すること


デジタルデトックスは、スマホやPC、タブレットなどを完全に手放して生きていこうというものではなく、そういったアイテムと良い距離感を保って上手に付き合っていくことを目的としています。

となると、ビジネスパーソンからすれば、仕事で使用する必須アイテムが使用不可になるわけで、仕事の効率が落ちてしまいそうです。

ところが、最近ではデバイスに依存し過ぎた作業は仕事の効率を下げることがわかってきました。逆に、デバイスを禁止にすることで仕事の成果が上がることもわかってきているのです。
では、デジタルデトックスにはどのような効果があるのでしょうか?

1.作業の処理スピードと正確性がアップする

スマホやPCをガンガン操作している人を見ると、効率的に仕事ができているような印象を受けます。
しかし、実際は、ディスプレイ上で作業するよりアナログで作業した方が作業の処理スピードが速く、正確性も高いことがわかっています。
ある実験では、20~30代の24人に対して、紙とPC画面の2パターンで、それぞれ文章やグラフなどが含まれた4つの書類を見せ、間違っている箇所を探し出すという課題を出しました。

その結果、文章の校正スピードは、PC画面より紙でおこなった方が25.5%速かったそうです。
さらに、間違った箇所の検出率は、PC画面より紙でおこなった方が10.7%高かったのです。
ようするに、PC画面上でおこなう作業より、紙でおこなう作業の方がスピード、正確性ともに優れていたということです。

専門家によると、この結果の背景には、紙の作業の方が情報の多様性があるため、脳が情報を的確に捉えやすいということがあるようです。

つまり、紙の作業の場合、紙の質感を感じたり、紙をめくる音を聞いたりするなどして、視覚から得られる情報以外の情報が得られるので、脳の感度が高まってパフォーマンスが高かったわけです。

ですので、作業の内容にもよりますが、デジタルを使用しない方が処理スピードも速く正確性も高い仕事ができるので、デジタルデトックスは仕事の効率アップに効果的と言えます。

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2.アイディアが浮かびやすくなる

デジタルデトックスをするとアイディアが浮かびやすくなる効果がある


ヒトの脳の活動は、課題遂行モードデフォルトモードの2つのネットワークに分けられます。
前者の課題遂行モードは、情報を収集したり、作業に集中したりしているときの脳のモード。

反対に、後者のデフォルトモードは、ぼんやりしているときの脳のモードなのですが、このときに脳内では、課題遂行モードの実行によって脳に取り入れられた情報がカテゴライズされたり、既存の情報と新しい情報がつながれたりしています。


この2つのモードはシーソーゲームで働いていて、一方が活動的なとき、一方がスリープモードとなっています。

デジタルデバイスを使用して仕事をしているとき、脳内では課題遂行モードが起動していますが、このとき脳の活動はインプットに徹していてるため、アイディアは生まれません。

しかし、デジタルデバイスの使用を中断し、少しボーッとしたり体を動かす作業に切り替えたりすると、脳内では、これまでの課題遂行モードから、デフォルトモードへとギアチェンジされます。

そうすると、頭の中が整理されたり、新しいアイディアが生まれたりして、仕事のパフォーマンスが向上するのです。

これもデジタルデトックスのもたらす効果です。

3.効率良くインプットできる

仕事上、PCやスマホを使用して情報収集することも多々あると思いますが、ディスプレイを見ているときはまばたきの回数が激減してしまいます。

前項で、脳のネットワークには、課題遂行モードとデフォルトモードの2つがあると説明しました。
実は、まばたきにはデフォルトモードに切り替える働きがあるため、必然的にまばたきが減ると、脳の理解力が低下してインプットの効率が悪くなってしまうのです。
私たちが文章を読むとき、脳内では課題遂行モードが起動しています。このとき、文字を目で追っていても理解はできていません。
しかし、まばたきした瞬間にデフォルトモードに切り替わって、脳内では読んだ内容が過去の経験などの既存情報と照らし合わされたり、類似情報と比較されたりします。
こうして文章の理解が進んでいくのです。


ということは、まばたきの回数が減ってしまうと、効率良くインプットできないということになるわけです。

ですので、デジタルデトックスによってまばたきする時間を意図的につくったり、ディスプレイ上で作業する時間を区切るとよいのです。

4.集中して仕事に取り組める

デジタルデトックスをすると集中して仕事ができる


ディスプレイ上で作業していると、どうしても画面に邪魔なサインが出てしまいます。
ブラウザのアイコンが気になり立ち上げてみたらネットニュースが出てきて、ちょっとだけ見てみようと思ったら別の話題がどんどん気になりだして、時間を浪費してしまう。
このようなことは頻繁にあるのではないでしょうか?

また、SNSも仕事の集中力を阻害します。
作業に集中しているときにSNSの通知音が鳴ったり、アプリのアイコンが点滅したりすると、その瞬間に集中力が切れてしまうわけです。
いったん切れてしまった集中力を元の状態に戻すには、脳内でエネルギーが大量に消費されますので、脳が疲労しやすくなりモチベーションも低下してしまうことになります。

デジタルデトックスでPCの操作時間を制限するなどすれば「今必要ない情報に時間を費やすべきではない」という心理が働くので、ネットニュースに気を取られるリスクを減らすことができます。
また、SNSの通知音に振り回されて仕事が手につかないということもなくなります。

デジタルデトックスをおこなうと仕事に集中して取り組めるのです。

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まとめ

デジタルデバイスの普及によって全体的な仕事の効率は上がりましたが、反面、デメリットもあります。

本記事ではデジタルデトックスの4つの効果について紹介しました。
デジタルデバイスの使い方を見直す良いきっかけになればと思います。

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最終更新日:2020年4月13日