デジタルデトックスの効果的なやり方5選【仕事の効率もアップ】

デジタルデトックスの効果的なやり方5選【仕事の効率もアップ】

最終更新日:2020年4月13日
一日中PCに向かって仕事をする人は、画面から放射される紫外線やブルーライトなどによる体への負担はもちろんのこと、精神的負担も大きいです。

デバイスの情報を見ない時間を意図的につくることで逆に仕事の効率アップにつなげることができるという「デジタルデトックス」は、今ビジネスパーソンを中心に実践されていますが、具体的にどのようにおこなうのが効果的なのでしょうか?

今回は、デジタルデトックスの効果的なやり方について紹介します。

デジタルデトックスの基本的なやり方

会社に出勤してメールをチェックしようとブラウザを立ち上げ、メールが来ていないことを確認した後、無意識にネットニュースやSNSをチェックしてしまうという人はかなり多いと思います。

当初の目的はメールをチェックするだけだったのにも関わらず、あれこれと仕事と関係ないものばかり閲覧してしまい、気がついたら30分も浪費しているという具合なのです。

このようなことが一日のうちに何度もあると、時間ばかり経過して仕事が進まないですし、仕事の能率も悪くなります。
実は、この習慣の原因は脳にあります。
人間の脳は、目の前の状況を確認した後、脳内の検索エンジンが起動され、過去に経験したことがある情報だとわかれば、その時とった行動と同じ行動をするように命令を出します。
ついついネットを見てしまうのは脳のせい


つまり「メールをチェックしたついでに仕事とは関係ないニュースサイトやSNSを閲覧する」という行動が“標準設定”として脳内でセットされてしまうわけです。

デジタルデトックスの本質は、この設定を変えること。これがデジタルデトックスの基本的なやり方なのです。
では、以降ではおすすめしたいデジタルデトックスのやり方を具体的に紹介していきます。

1.ログアウトする・電源を切る

当初の目的はメールのチェックだけだったのに、気づいたらいつの間にかニュースサイトやSNSを巡回してしまう。
この場合、行動までのプロセスとしては、まず大脳の前補足運動野から動作情報が発信され、その後複数の器官を経由して、動作として実行される形になります。
ですので、先にも説明した“標準設定”が大脳でセットされていると、メールをチェックしただけで反射的にニュースサイトやSNSの巡回までしてしまうのです。


このような理由から、起点となる最初の行動をブロックすることがデジタルデトックスにもっとも有効なのです。

つまり、メールをチェックしてしまうと反射的に別の行動もしてしまうので、その起点となる「メールをチェックする」という行動を制限すればよいということになります。

そこでおすすめしたいのが、メールやSNSを見た後にログアウトすることです。
そのようにすれば、次回開くときに動作がいつもとは違うので、脳内で設定された“標準設定”が起動しなくなります。

また、PCが必要ない作業に移るときは、PCの電源を切る習慣をつけるのもよいでしょう。

2.持ち込み禁止エリアをつくる

目の前にPCやスマホがあるとどうしても気になってデジタルデトックスできないという人は、デジタルデバイスの持ち込み禁止エリアをつくるとよいです。
あるIT系の企業では、PCやスマホなどのデバイスを一切持ち込んではいけない部屋をつくり、そこでは紙を使用した作業が中心におこなわれているそうです。

この取り組みによって、デバイスを使用するよりもアナログでおこなった方が効率的な仕事がたくさんあることに気づかされ、全体的な仕事の効率が20%以上アップしたのだとか。
持ち込み禁止エリアをつくる


とはいえ、PCやスマホから60分、90分と離れていると「こうしている間にもお客からメールが来ているのではないか?」などど思ってしまうかもしれません。

しかし、そのようなときは“禁断症状”だと受け流してしまいましょう。
しばらく持ち込み禁止エリアで仕事をしているうちに、集中して作業している自分に気づき、充実感や達成感を得ることができるはずです。
そもそも、PCやスマホをずっと使用していると、画面上から発信される大量の情報にさらされ続けていますので、脳では情報の処理が追いつきません。

そのような中で顧客のメールに返信しようとしても、考えがまとまらず良い返信はできません。
持ち込み禁止エリアに避難することで、逆に仕事の能率がよくなるのです。

3.アナログ作業とデジタル作業を分ける

ビジネスシーンでは、クライアントへの対応やマーケティングなどで「情報や自分の意図を相手に伝えるスキル」や「自分を表現するスキル」が必要不可欠です。

デジタルデバイスが充実している現代では、メールやアプリなどで手軽にクライアント対応できたり、集客できたりします。
しかし、デバイスを使用すればビジネスが何でもかんでもうまくいくというわけではありません。アナログでビジネス展開した方がうまくいく場合も多々あります。

このことを理解しておくと、仕事がデバイスに頼り切ったものにならないので、デジタル、アナログの使い分けが上手にできて、自然にデジタルデトックスできる形になります。


ある実験では、学生77人をipadのグループ、紙のグループに分け、それぞれ同じ文章を読ませ、解釈にどのような違いがあるかを調べました。
その結果、ipadで文章を読んだグループは、文章をそのままの意味として捉える傾向がありましたが、紙で文章を読んだグループは、文章を概念化して捉える傾向があったそうです。
ようするに、紙で文章を読んだグループの学生は、文章を読むときに多角的に思考を巡らせて読んでいたということです。
ここから学べるのは、デジタルよりもアナログで情報を得た方が、発信者の心情や意図を理解しやすいということ。
端的に言えば、アナログで伝えた方が気持ちが伝わりやすいというわけです。

ですから、例えばクライアントへ感謝の意を伝えるときなどにメールではなく手紙を使うなど、そのような工夫をするとよいのです。

結果としてこのような「デジタルとアナログの使い分け」が自然な形でデジタルデトックスになるのです。

4.立って作業する

PCに向かって仕事をするときは椅子に座っておこなうのが普通です。
人間の集中力は最長でも90分しかもたないと言われていますが、長時間PC作業しているとどうしても集中力がなくなり、休憩がてらついついネットサーフィンしてしまったり、SNSをチェックしてしまったりします。

デジタルデトックスの方法の一つとしておすすめしたいのが、立って作業するということ。
立って作業する
最近では、アイリスオーヤマやLINE、ディップなど有名企業が「スタンディングミーティング(立ち会議)」を取り入れ、仕事の効率化に成功しているようです。

人は、立って仕事をすることで余分な作業をしなくなります。
ですから、ネットニュースやSNSを巡回するという無駄を回避できるというわけです。

ちなみに、立って作業することにはデジタルデトックス以外のメリットもあります。
WHO(世界保健機関)によると、1日の座っている時間が4時間未満の人に比べて、8~11時間の人は死亡リスクが15%増加、11時間以上になると40%増加するそうです。
これは、座ってばかりいると、筋力が低下して血流が悪くなり、老廃物が体内に溜まりやすくなることで、心筋梗塞や高血圧のリスクが高まることが原因となります。
立って作業することは、デジタルデトックスに効果的なのはもちろんのこと、健康維持にも効果的なのでおすすめです。

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5.利用していないアプリは削除・退会する

不要なアプリを削除したり、退会したりすることは、もっとも効果的なデジタルデトックスです。

アプリやWEBサービスは次から次へと新しいものがリリースされますし、便利なものも多いですが、日常的に使うアプリは、意外と少ないもので、一度インストールしてみたがその後ほとんど使わないというものも多いと思います。
アプリの中には、情報が更新されたら通知アイコンが表示されるものも多く「何だろう?」と見てみたくなるものです。
ですので、使用しないアプリは削除していきましょう。


どうしてもアプリを削除したくないという場合は、スマホで設定すればアプリの使用時間を制限できます。

あるいは、スマホを毎日どのくらいの時間操作しているかを計測できるアプリを活用するのもよいでしょう。
試してみると「え?こんなにスマホ触ってたの?」と気づいてびっくりすると思います。

まとめ

本記事では、デジタルデトックスの効果的なやり方について5つ紹介しました。
デジタルデトックスは働き方が多様化してきた現代人にとって必要不可欠なものになりつつあります。

ここで紹介したやり方をぜひ実践してみてはどうでしょうか?

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最終更新日:2020年4月13日